果糖はブドウ糖より体に悪いかも

若い健康な中国の男女18人を2群に分け、ブドウ糖75gまたは果糖75gを水に溶かして飲み、その後3時間後までこまめに採血し、体にどんな反応が出ているか調べました。1週間後、飲む糖をそれぞれ前回と入れ替え(クロスオーバー法)、同じように検査しました。つまり18人全員がブドウ糖も果糖も同じように飲み、反応の違いを調べたわけです。

果糖を飲んだときは、ブドウ糖を飲んだ時に比べ、次のような違いがありました。

  • 血清のNO(一酸化窒素)レベルは有意に低い。
    (NOは血管をリラックスさせ高血圧を防ぎます。NOが低いのは良くない傾向です)
  • 血清の尿酸レベルは有意に高い。
    (尿酸は高過ぎると痛風を引き起こします。尿酸が高いのは良くない傾向です)
  • 収縮期血圧は有意に高い。
    (これは良くないですね。NOが低いことの裏返しのようです)
  • LDH(乳酸脱水素酵素)レベルは有意に高い。
    (LDHは細胞の中にあるものなので、血液中に高まってるというのは、どこかで細胞が障害を受け、壊れていることを示します)
  • AR(アルドース還元酵素)レベルは有意に高い。
    (ARは糖尿病の悪さの原因となるソルビトールを作るのを助けます。ARが高いのは良くない傾向です)

ブドウ糖はカロリー源になりますが、同時にいろんな悪さもします。糖尿病はその代表ですし、糖尿病になると、肥満、認知症、がんなど、多くの病気のリスクが高まります。

でも、果糖を摂るとブドウ糖以上に体に悪いことが起きてるようです。

果糖はソフトドリンクにたくさん入ってます。ソフトドリンクをたくさん飲む人は、肥満になるだけでなく、いろんな病気のリスクが高まりますが、なるほど、という感じですね。ソフトドリンクはなるべくやめときましょう。

なお「果物」まで心配する必要はありません。果物は果糖を含みますが、その他にビタミン、フラボノイド、カロテノイド、食物繊維など、多くの有用成分を含みます。なので果物は「全体としていい」のです。果物を多く食べるとがんや心臓病のリスクが減りますが、それが何よりの証拠です。
(原著は➝こちら

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